はてな広報ブログ

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DSiとケータイ、DSiとパソコンをつなぐ新たな情報コミュニケーションのかたち「うごレター」

ブログやソーシャルブックマークなどのWebサービス運営で知られるはてなですが、ニンテンドーDSiの無料ソフト「うごくメモ帳」(通称うごメモ)をDSiからネットに接続して楽しめる「うごメモシアター」の開発・運営も手がけています。うごメモは、最近出荷されたニンテンドーDSiにはプリインストールされるなど、DSiの人気ソフトとしての地位を築いており、うごメモシアターとPC版うごメモはてなの総ユーザー数は75万人にのぼっています。
「うごくメモ帳」はパラパラ漫画を作って楽しむソフトですが、そのユーザーの多くはネットにアクセスして作品を投稿できる「うごメモシアター」を利用しています。
この、うごメモシアターでは以前より「うごレター」という機能があり、自分の作品や手描きメモを他のDSiユーザーに送ることができましたが、今回、このうごレターをDSi以外のケータイなどの端末あてにメール送信できる機能「うごレターメール送信機能」が追加されました。
うごレターをメールで送信できる機能を追加しました - うごメモはてな日記

子どもから親へ、親から子へ。うごレターを通して気持ちを伝える

パラパラ漫画を投稿できるサービスのレター機能が拡張された。このように書くとそれほど大きな話ではないように感じられるかもしれません。しかし、これまではDSiユーザー同士に限定されていた情報コミュニケーション手段が、対ケータイ、対PCへと一気に広がったという意味では非常に画期的な出来事ではないか、と思います。
今回の機能開発を手がけたはてな内うごメモチームを率いるディレクター、二宮(id:nmy)によると、
「リリースから一日が経過し、既に5,000人を超えるDSiユーザーが本機能を使い始めています」とのこと。ケータイやPCあてに送られたメール総数も1万2千を超えたそうで、反響の大きさがうかがえます。

具体的な使い方ですが、DSiの使い手は、うごメモシアターのトップメニューから「うごレター」を選び、アドレス帳から「あて先を追加」ボタンを押してメールアドレスを入力すれば、DSiを持たない相手にDSiからメールを送ることができます。つまり、ケータイやPCを持たないDSiユーザーの子どもさんなどが、親や親戚などにうごメモシアターを通してメール連絡を取ることができるわけですから、これまでにないデジタルコミュニケーションが体験できるようになったといえます。
(但し最初のメールはケータイやPC側から送ることができず、あくまでDSi側から送ることで相互連絡が可能となります。また、非DSi側は相互連絡を開始した初日のみ無制限でメールを閲覧できますが、翌日からは一日一通限定となり、たくさん見るには料金が必要となります)

ディレクターみずからうごレターで親子コミュニケーション

6才と小学3年生の男の子の親でもあるid:nmyは、初期のうごレターがリリースされた当初(本年春)から親子でうごレターを送り合っていたそうです。
「最初はDSi同士でやりとりしていたんですが、やはり親の自分のほうが常にDSiの画面を見れないため、ケータイやPCからレスしたいと強く思いました。実際、DSiを持っていない親がほとんどだと思いますし。その後、子供はDSiから、僕はケータイからという方法が定着したところ、やりとりの頻度がアップしましたね」
右の画像をご覧いただくと分かるように、二宮家では、晩ご飯をめぐるほのぼのとしたやりとりが実際におこなわれていて、確実に親子のコミュニケーションの機会が増えたことが分かります。
「今回の『うごレターメール送信機能』を活用することで、うごメモユーザーの子どもたちが、家族や遠く離れた親戚、友だちとの親交をより一層深めたり、自分の創作物(うごメモ作品)を見てもらうなど、コミュニケーションツールとしてのうごメモの楽しみをよりいっそう体感&活用してもらえれば、と思います。
もしDSiをお持ちのお子さんがいる方は、ぜひ一度、うごメモシアターを介しての親子間の情報コミュニケーションをお試しください。僕のように手描きメモとテキストメッセージによる新たな交流で家族の絆が深まるかもしれません!」(id:nmy

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(近藤令子 id:reikon / 取材のお問い合わせは hatenapr@hatena.ne.jp まで)