はてな広報ブログ

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はてなエンジニア3名が監訳した『実践ハイパフォーマンスMySQL第2版』が出版されました

実践ハイパフォーマンスMySQL 第2版
12月10日、はてなのエンジニア3名(id:naoya,id:stanaka,id:hideoki)が監訳を担当した「実践ハイパフォーマンスMySQL 第2版」が出版されました。
MySQLをアプリケーション開発に使うエンジニアが必要とする知識や技術手法を網羅し、様々な実践的な内容を盛り込んだ本書。2004年の初版から約5年の間のMySQLをめぐる変化をくまなく追って大幅な改訂を加えたものです。
本書の魅力について、監訳者を代表してid:naoyaに話を聞きました。

はてなのエンジニア3名が監訳を担当した経緯は?

「もともと『続・初めてのPerl 改訂版』や『詳解 MySQL』の監訳を同じメンバーで務めていたこともあり、今回も縁があって担当させていただきました。はてなは MySQL のヘビーユースな企業でもあり、その運用やノウハウに精通したエンジニアを抱えている、というのがもちろん大前提としてあります」

入門書にとどまらないMySQLの実践書ということで、その名の通り具体的な実践例やアドバイスが満載であるようですが、どんな人に読んでもらいたいですか?

「MySQLを実際に運用しはじめると、その中で様々な不安を抱くことになると思います。自分の設計で本当に十分なパフォーマンスが出るのか、仮にサーバーが壊れてしまった場合でも大丈夫なのか。負荷分散はどうしたらいいのか。そんな運用上の悩みに対する指針を体系的に指南する書籍です。MySQLへの理解を深め、自信をもってデータベースを運用していきたい、と思う方々におすすめです。
また、初版から大幅な改訂が行われています。特にInnoDBを前提とした記述は、初版にはなかった大きなアップデートです。初版をひととおり読んだ方も、ここ数年のMySQLの更新をキャッチアップするためにも是非ご一読ください」

本書を手にした人は、どういう風に活用すれば良いですか?

「基本的には各章が独立した内容になっていますので、知識に不安があるパートを拾い読みしていくと良いでしょう。まとまった時間が取れるなら、最初から通読してみてもいいかもしれません。
こういうときはこうしろ、というHow To本ではなく、体系的に知識を整理してくれる本なので、その視点でMySQLスキルの構造化を図るつもりで読んでいくと良いでしょう」

id:naoyaのブログでは、より技術的な視点から紹介されていますので、ご覧ください。

実践ハイパフォーマンスMySQL 第2版

実践ハイパフォーマンスMySQL 第2版

  • 作者: Baron Schwartz,Peter Zaitsev,Vadim Tkachenko,Jeremy D. Zawodny,Arjen Lentz,Derek J. Balling,伊藤直也(監訳),田中慎司(監訳),吉川英興(監訳),株式会社クイープ
  • 出版社/メーカー: オライリージャパン
  • 発売日: 2009/12/14
  • メディア: 大型本
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(近藤令子 id:reikon / 取材のお申し込みは hatenapr@hatena.ne.jp まで)