はてな広報ブログ

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「うごメモシアター(Flipnote Hatena)」利用者が全世界で100万人を突破!

はてながアメリカ、ヨーロッパ、オセアニアで展開しているニンテンドーDSi用サービス「うごメモシアター(Flipnote Hatena ※海外版名)」において、今年1月に入って日本を含む全世界累計のユーザー数が108万人となりました。
うごメモシアターは、ニンテンドーDSi向け無料ソフト「うごくメモ帳」の作品をネット公開して楽しむサービスです。作品やコメントはPC用サイト「うごメモはてな」からも閲覧でき、うごメモシアターの付加機能「うごレター」を使って携帯メールやPCメールにメッセージを送ることも可能。現在、若年層を中心に世界的な人気が高まっています。

09年クリスマスからの2週間で15万人が利用開始。1月に世界累計100万人を突破

日本では一昨年の12月にサービスを開始し、昨年8月には国際化を果たしたうごメモは、順調に利用者を増やしてきました。そして09年のクリスマスと今年の年明け、新たなDSiユーザーの多くが「うごメモシアター」(海外版は「Flipnote Hatena」)の使い手となり、クリスマスからの2週間だけで約15万人がうごメモユーザーとなり、1月には日本を含む世界累計で108万人に達しました。
はてなのうごメモチームディレクターであるid:nmyは、「要因として、ソフトの人気の高まりはもちろん、最近は北米のDSiでも『うごくメモ帳』のプリインストールが始まっており、クリスマスにDSiをプレゼントされた人たちが一気にアクセスしてくださったのではないかと思います。日本でも新しく発売されたDSi LLや、最近出荷されたDSiにプリインストールされていて、こちらもクリスマスやお年玉でDSiを手に入れた人たちのアクセスが増えているようです」と語っています。

コミュニティ的な利用が広がるアメリカのうごメモ。「クリエイターが育ち巣立っていく場に」

この年末年始、特に盛り上がったのがアメリカ版のうごメモです。海外版のうごメモを担当するインターナショナルリエゾンのid:aaronは、最近のアメリカ版うごメモ、「Flipnote Hatena」について、
「サービスが出てすぐの頃は、何人かの優れた作者がすごい作品を公開し、それにファンがつくような形で盛り上がっていましが、今はそれと共にコミュニティ的な使われ方が広がってきました」
と話しています。カリスマ的な作者が人気作品を次々と生み出すのと共に、作品ページのコメント欄がチャットルーム的な使われ方をして、特定のゲームやテレビ番組などについて語り合いたいユーザーが集まり、アドミン(管理者)的な役割を果たすユーザーも出てきた、とのことです(写真右は、代表的な作品のコメント数が12万件を超えた人気ユーザーのページ)。
アメリカだけでなくヨーロッパ、オセアニアのユーザーにもこうした動きは広がっているとのこと、コミュニティ的な使われ方がこれからどんどん広がりそうです。

海外版スタッフを増強し、一層の盛り上がりをめざすうごメモチーム

現在は京都本社に軸足を置いて世界展開に挑むうごメモチームですが、昨年、id:aaronに続いてアメリカを担当する日本人スタッフを1名、今年に入りヨーロッパを担当するドイツ人スタッフを1名はてなに迎え入れ、外部翻訳者も採用して着々と戦力をアップさせています。
(写真右は京都本社のうごメモチームスタッフ。中央から時計回りにid:nmy,id:birdie7,id:motemen,id:aaron,id:chira_rhythm55)。
今後のうごメモについてid:aaronは、
「コミュニティからのフィードバックを通して良い作者を育てていきたい。例えば、Flipnote Hatenaで成長した若い作者が、将来、長編映画で活躍したりアニメーターや漫画家になったり...。そんな才能が育つ場になればいいな、と思います」と目標を語っています。
「例えばMTVではユーザー参加型のビデオクリップのコンテストがありましたが、そんな試みもやってみたい。アメリカンアイドルみたいに実際にクリエイターとして世に羽ばたくユーザーを輩出する場としてうごメモを盛り上げていきたいです」。

着実に世界の人々を魅了しているうごメモに今年もご注目ください!
【マメ知識】世界のうごメモ作品は、うごメモはてなのトップページ右上にある言語表示欄にて切り替えることでご覧いただけます。
★アメリカの人気作品。超クールなカエルドット絵による新年メッセージです↓

★日本人ユーザーからもすばらしい作品が続出。今年の干支にちなんだすごい作品↓